どのようなサイトか?
自然界の原理は科学によって説明されます.そして,これを人間の生活に活かし,よりよい発展を目指そうとするのが工学です.特に,電気に関する理論的体系である電気工学は,大まかに電磁気学(電気の仕組み),発電工学(電気を作る),送配電工学(電気を送る),電気機器学(電気を使う),関係法令(電気の規則)からなり,近年の電力需要増大からその重要性は一段と高くなっています.
当サイトは,電気と科学に焦点を当て,その原理・原則を明らかにし,またそこからの理論展開を解説するものです.レベルとしては,高校~大学初年度程度の数学・物理学を扱い,数理系を専攻する学生はもちろん,技術士(電気電子)や電験をはじめとした電気系資格試験受験者や数理系学問に興味のある社会人の方々を想定しています.当サイトを通して電気および科学についての基礎知識を広め,微力にも社会に貢献することができればと考えています.
学びの心構え
自ら考えて学ぶ姿勢というのは,机上における勉強だけでなく,社会的な知識や技能(社会人としての教養や仕事のコツなど)を習得するうえでも大切です.ここでは,学びの道しるべとなるような心構えを並べてみたいと思います.新しいことを学ぶ,あるいは学びについて悩んだり迷ったりしたときは,参考にしてみてください.
1.分析する
学問的な法則や公式,あるいは社会的な規則や制約というのは,そのような形となった背景があるはずです.なので,それらをただ受動的に受け取るだけでなく,なんのために(目的),なぜ(理由)を明確にすることで自分の中でも納得して理解でき,自然な概念として定着させることができます.
2.要素に分ける
困難な課題に直面したときは,どうすればいいか見当もつかず立ち尽くしてしまうこともあるでしょう.しかし,構成要素に分けて見てみれば,小さな問題の組み合わせであることがほとんどで,冷静に,順序良くそれらに対処すれば大元の課題を解決することができます.
3.感覚(センス)を養う
皆さんの多くが自転車という乗り物を感覚的に乗りこなせることと思いますが,初めからそれができた人はいないでしょう.このような感覚(センス)を養うために大切なのは,手数と経験です.何度も転び,立ち上がり,試行錯誤を繰り返すことで,少しずつ体が覚えていくもので,決して頭で考えているだけで身につくものではありません.学問的なところでも発想や工夫を要する際にはこの感覚(センス)によるものが大きく,これもやはりどれだけ自分で手を動かして考えたかが大切になります.
4.体系を作る
あれもこれも覚えるというのは,人の記憶の容量や不確実さ,忘却度合いから考えて効率的ではありません.構造や原理原則など核となる部分をしっかりとおさえ,そこから考える習慣をつけることで,知識相互の関係性を高め,体系的にとらえることができるようになります.
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